レポート 日常に溶け込む人型ロボット

2026-01-28 16:41:00

長沙市にあるBYD新エネルギー車工場では、優必選(UBTECH)のロボット「Walker S」がラインの間を活発に駆け抜け、15㌔の物資を軽やかに運搬している。北京の養護老人施設では、上海傅利葉知能科学技術有限公司(Fourier Intelligence)製のコンパニオンロボットGR-3が高齢者に服薬時間を教えたり、転倒を検知したりするなどの行き届いたサービスを提供している。北京、杭州、成都などの商業エリアでは銀河通用機器人社が自主開発したGalbot G1(以下、G1)が客と自在にコミュニケーションをするばかりか、棚から正確に商品をつかみ取り、客に手渡しするという作業を自主的に行っている。このようなSF映画でしか見られなかった光景は、すでに身近なものとなっている。 

「第14次五カ年計画」(2021~25年)期間中、中国の人型ロボット産業は飛躍的な発展を遂げた。特に昨年は人型ロボットが正式に「量産元年」に入った。かつては実験室で繰り返しデバッグ作業されていた鋼鉄のボディーが一歩ずつ現実化し、人々の生活の「新たなパートナー」となっている。「2025年人型ロボット・エンボディドAI産業研究報告」によると、2025年の全世界のエンボディドAI市場規模は約195億2500万元に達すると予測された。中国市場のシェアはそのほぼ半分とみられていた。AI大規模言語モデルの力強い後押しの下、人型ロボット産業は「技術検証段階」から「大規模商用段階」へと急速に進み、人型ロボットは工場、病院、家庭などさまざまなシーンに加速度的に浸透し、実体産業のインテリジェント化をけん引する新たな流れを巻き起こしている。

 

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