「一帯一路」協力、世界各国の発展に寄与

2020-02-21 12:22:27

 

中国の「一帯一路」構想は、共同発展と共同繁栄の理念をベースに、地域連携の水準向上を図り、インフラ建設を通じて地域間の経済成長を促進し、参与国に協力と発展による恩恵をもたらした。

「一帯一路」協力は、古代シルクロードの影響力を再び起こし、沿線各国の発展情況を変えた。

私はここ数年、何度も中国を訪れている。中国に行くと毎回新たな驚きを感じる。過去数十年にわたり、中国は各分野で著しい成果を上げてきた。交通は効率が高く秩序があり、インフラは発達して整備され、農業技術の水準は私を特に驚かせた。

私たちは2015年以降、雲南農業大学や北京農林科学院と相次いで協力パートナーシップを構築し、現在は中国のハイブリッド小麦技術をパキスタンに導入しようと努力している。小麦は、パキスタンの主要食糧の一つだ。中国のハイブリッド小麦は、生産量と抵抗力に優れ、パキスタンの農業生産力の向上に非常に役立つ。中国の専門家は、専門分野の知識と経験を共有することに前向きであるだけでなく、パキスタンの農業科学研究者の育成にも積極的に参与し、彼らが最新の農業科学技術を掌握することを後押ししている。

農業は、パキスタン国民経済の支柱産業だ。パキスタン政府は、農業の発展を通じて、低所得者の生活水準改善と貧困の解消を目指している。「一帯一路」建設の重要な先行試験プロジェクトとなる中国パキスタン経済回廊は、パキスタン経済社会の発展に巨大なチャンスをもたらした。中国パキスタン経済回廊建設の枠組みのもと、パキスタンは中国の先進農業技術を導入し、中国の栽培機械化など農業の実践経験を学ぶと共に、農村金融体系の整備を進めている。

中国の「一帯一路」構想は、共同発展と共同繁栄の理念をベースに、地域連携の水準向上を図り、インフラ建設を通じて地域間の経済成長を促進し、参与国に協力と発展による恩恵をもたらした。区域経済の発展と繁栄に伴い、「一帯一路」建設も地域の和平と安定に貢献している。この遠大な構想は、世界の発展情況を変え、地域ひいては世界の発展にとって非常に重要なものとなるだろう。

過去5年間にパキスタンで起こった変化が最もわかりやすい証拠となる。「一帯一路」建設と中国パキスタン経済回廊は、パキスタンと中国の既存の友好関係を深めただけでなく、パキスタンの商業貿易、就業、インフラ建設などに貴重なチャンスを数多くもたらした。私は、両国が今後、農業を含む各分野の協力を一層深化させ、人員交流を拡大することを期待している。

(作者:パキスタンペシャーワル農業大学バイオテクノロジー遺伝子工学研究所主任 人民日報駐パキスタン記者が書面取材をもとに編集)

「中国網日本語版(チャイナネット)」201948

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