2019年上半期、中国の投資伸び率安定化傾向が明確に 投資構造も改善

2020-02-21 12:21:49

 

中国国家統計局が発表したデータによると、上半期の全国固定資産投資額(農家を除く)は前年同期比5.8%増の299100億元で、伸び率が1−5月より0.2ポイント上昇した。6月は前月比で0.44%増。うち民間固定資産投資額は5.7%増の18289億元で、伸び率が1−5月より0.4ポイント上昇した。

国家統計局が発表した3大投資の基本的な傾向を見ると、不動産投資は昨年より比較的高い成長率を維持しており、10%前後となっている。上半期は10.9%だった。上半期のインフラ投資の伸び率は1−5月よりやや上昇し、製造業投資の伸び率はこの2カ月でやや上昇した。

伸び率の安定化と同時に、投資構造も改善の流れを示している。データによると、今年上半期の生態保護環境対策の投資額は前年同期比48.0%の伸び率で投資全体を42.2ポイント上回り、教育は18.9%で13.1ポイント上回った。ハイテク製造業の伸び率は10.4%で全体を4.6ポイント上回り、ハイテクサービス業は13.5%で7.7ポイント上回った。

中国国際経済交流センター経済研究部の劉向東副部長によると、上半期は投資の伸び率が安定化したが、これは主に民間投資、製造業、インフラ投資の伸び率低下の流れに歯止めがかかり、反転上昇の流れが見え始めたことに示されている。全体的に見ると、市場の見通しの安定化、新規受注の安定化、投資の自信の安定化という3つの「安定化」があった。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2019716

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