中国最高指導者が「貧困脱却」について使ったたとえのことば

2021-02-25 10:30:59

 

中国はこの8年間、世界最大規模の「貧困脱却に向けた堅塁攻略戦」を戦い抜き、結果として約1億人を貧困から脱却させ、国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が定めた貧困削減目標を10年前倒しで実現させました。これにより、14億人が全面的な小康生活(いくらかゆとりのある生活)を過ごせるようになりました。

「全面的な小康社会へ向かう道では、誰一人として欠けてはならない」。貧困脱却は、中国の最高指導者である習近平氏が最も重視してきた大事業です。中国共産党第18回全国代表大会の開催以来、習近平氏は多くの場で貧困脱却に関する論述を行い、その中でたとえを話してきました。

「釘を打つ精神」

「釘を打つような精神」で貧困扶助活動を着実に実施しなければならないと、習近平氏は繰り返し強調しました。

20131126日、習近平氏は山東省菏澤市や各県の関係者との座談会で、「貧困扶助活動を着実に行うには『釘を打つ精神』を発揚して根気強くやり続けなければならない」と指摘しました。

「頭を豊かにする」

2016720日、習近平氏は東西部貧困扶助協力座談会で「貧しさから脱出して豊かになるには『袋を豊かにする(お金を儲ける)』だけでなく、『頭を豊かにする(知識を豊富にする)』必要もある」と強調しました。

「処方箋」

201311月、習近平氏は湖南省湘西トゥチャ族ミャオ族自治州花垣県十八洞村を視察した際に、「ピンポイントの貧困扶助」という言葉を初めて使いました。その後、20151127日の中央貧困扶助開発活動会議で「『処方箋』を正しく書いてこそ、貧困の根を抜くことができる。貧困地区と貧困人口の具体的な状況に合わせた貧困脱却プロジェクトを実施しなければならない」と強調しました。

「刺繍のような工夫」

201738日、習近平氏は第12期全国人民代表大会第5回会議四川代表団の審議に参加した際に「村駐在幹部の選出や資金の統合、貧困扶助の動員と方法を改善して、誰を扶助し、誰が実施し、どのように扶助するのか、全過程でピンポイントに行って『刺繍』をするように工夫を施す必要がある」と述べました。

「わが子をわが手に抱く」

2017623日、習近平氏は極度の貧困地区の貧困脱却座談会で談話を発表し「東部地域と中央部門は、極度貧困地域に対する扶助を拡大し、貧困扶助の責任を強化し、わが子をわが手で抱くようにしなければならない(自身の担当地域の貧困扶助任務にしっかりと当たらなければならない)」と強調しました。

「硬い骨」

2018210日から13日にかけて、習近平氏は四川省を視察した際、「小康社会の全面的実現のための最も困難な任務は貧困地区にある。この『硬い骨』がどれほど硬く、堅塁攻略戦がどれほど難しいものであっても、これに打ち勝たなければならない」と強調しました。

「豊かさにいたる花」

2020511日、習近平氏は山西省を視察した際に「ウコンカンゾウの産業を着実に保護し、大産業および有名ブランドへと発展させ、生活を豊かにしてくれる花へと育てなければならない」と指摘しました。

「露店を畳み、風呂敷を投げ捨て、足を休めてはならない」

201937日、習近平氏は第13期全国人民代表大会第2回会議甘粛代表団審議に参加した際、「貧困県が貧困脱却を実現した後も、ただちに『露店を畳み、風呂敷を投げ捨て、足を休めたりしてはならない』。引き続き、残りの貧困人口の貧困脱却を果たさねばならない」と指摘しました。(CRI日本語/玉華、謙)

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