市場を底力に、中国の外資誘致の魅力向上

2022-01-17 17:24:10

  中国は外資導入規模の過去最高を再び更新した。商務部の統計によると、2021年の全国の外資実質利用額は1兆1493億6000万元で、前年比14.9%増加した。世紀の感染症流行と100年の変化が重なる中、このような外資導入の成績は素晴らしいと言える。

 中国の「外資誘致」の魅力はどこにあるのか。対中投資、中国事業開拓を行うグローバル企業は最も発言権があるだろう。米中貿易委員会の調査報告によると、9割以上の企業が中国事業の利益は維持したと回答し、40%以上の企業が対中投資を増やす計画だと回答した。一部の米国企業の高官は、米中関係の緊迫などの不確定要素に直面しても、今後10年、世界2位の経済圏である中国での業務を縮小することはなく、対中投資を引き続き増やし、企業は結局は市場の動きに合わせると示している。

 確かに、市場は中国の外資導入の底力である。

 ここは規模が巨大で、潜在力が無限の市場である。14億人以上の人口、4億人以上の中等所得者がおり、消費市場だけでも、中国は外資に無限の可能性を与えることができる。また、中国経済は質の高い発展を推し進め、モデル転換・グレードアップに潜む産業と革新のチャンスには心が動かされる。2021年、中国のハイテク産業の外資利用額は前年比17.1%増加した。外国企業の責任者が「中国市場を失った時の影響に耐えられない」と言うのも納得できる。

 中国は巨大な市場を有するだけでなく、市場も大きく開放している。反グローバリゼーションが高まっても、中国は「壁を築く」のではなく「壁を壊し」、「手を離す」のではなく「手を取り」、「グループを離れる」のではなく「加入」し、開放の扉をより広く開けている。ここ数年、中国は外資参入ネガティブリストを削減し、奨励リストを拡大し続けている。それに伴い、多種の「初の外資独資企業」が中国に進駐している。市場の持続的開放は中国の発展、さらには世界経済も活性化させたと言える。

 2022年元日、中国が参与し積極的に推し進めてきた地域的な包括的経済連携(RCEP)協定が発効し、世界最大の自由貿易区が正式始動した。また、中国は環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)、デジタル経済パートナーシップ協定(DEPA)などへの加盟を申請し、実際の行動でハイレベルの対外開放において市場のチャンスと発展の利益をシェアしている。

 国際投資のセンターに立つ中国は、今後も人気の投資先になるだろう。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年1月17日

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