パンダの「入居」セレモニー
 野生化トレーニングの要求と標準に基づき、成都パンダ繁育研究基地では、都江堰野生化センター内に放す第一陣のパンダとして以下の6頭を選んだ。
 
芝芝   迎迎
 
星雅   星蓉
 
琪琪   功仔
(1)星蓉 メス 2007年8月13日生まれ 体重86キロ。生育状態、健康状態がよく、病歴がない。採食、日常の活動は正常。
(2)星雅 メス 2007年8月13日生まれ。体重91キロ。発育状態が良く、健康状態も良好、食物の好き嫌いがなく、よく食べる竹の種類が多い。性格は穏やか。
(3)功仔 オス 2008年7月26日生まれ。体重89キロ。身体の発育状況がよく、健康状態が良好。性格は外向的。同年齢のパンダと比較して明らかに強く、映画『カンフーパンダ2』の創作のモデルになった。
(4)迎迎 オス 2008年8月23日生まれ。体重75.1キロ。発育状況が良好、健康、木に登っての遊びや、休息を好む。精神状態、食欲も比較的良好。
(5)芝芝 メス 2009年8月23日生まれ。体重58キロ。身体が健康で、活発、木登りを好み、性格が強い。
(6)琪琪 メス 2009年9月28日生まれ。体重56キロ。出生時の体重は比較的少なかったが、発育状態は良く、2歳の体重は同年齢のパンダに劣らない状態になっていた。性格がおとなしく、頭は比較的丸く、口が短く、パンダ界の「美女」といわれる。
 
パンダ6頭を野生に戻す 過去最大の取り組みがスタート

 2012年1月11日、成都パンダ繁殖育成研究基地の6頭のパンダが、野生に戻るトレーニングを受けるため都江堰繁殖育成野放研究センターに移された。基地は「パンダ・バレー」とも呼ばれ、パンダたちはここで、居心地よい飼育舎を離れ、自然界に帰る長い歩みに入る。成都パンダ繁殖育成研究基地では、そのほかの108頭のパンダたちも将来的には野生に戻す予定で、パンダの「自然復帰」の時代が始まっている。
(段非平=文 楊振生=写真)

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都江堰繁育野生化研究センター 熊猫谷

 6匹のパンダが暮らす都江堰繁育野生化研究センター「パンダ・バレー」は、成都市都江堰玉堂鎮馬家溝にあり、パンダ生息地の範囲内にある。成都都江堰市と成都パンダセンターが共同で3億元を出資している。総合計画用地は、2004ムー(1ムーは、6.667アール)、うち、林の借地は1870ムーだ。
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自然に帰す動き

 1980年代から中国は10回近くパンダを野生に戻す試みを行っているが、その結果は好ましいものではなかった。採食能力、生存能力の向上と適応性がその成功の鍵だといえるだろう。

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