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激動の歴史を記憶する 故宮周辺

 

中軸線は北京の「脊柱」だ。とくに故宮周辺は、15世紀以降の激しく変化した中国の歴史をすべて記憶しているため、物語に欠かない。そして今年、天安門広場の西側に中国の新時代を代表する「国家大劇院」が完成した。新しい物語もまた、ここから生まれる。

 

 

「竜脈」が完成

 

1412年、明の永楽帝・朱棣は都を南京から北京に移した。そして、中軸線上に南から北へ向かって、永遠に安泰であることを意味する「永定門」、天を祭り祈祷する「天壇」、天宮の部屋数より一つ少ない部屋が設けられた「紫禁城」、明の朱氏皇室を守る「景山」を建設した。

 

こうして、北京の中軸線は明朝(1368~1644年)の永遠を示す「竜脈」として形成された。しかし200年後、明朝最後の皇帝・崇禎帝は景山で命を絶ち、明朝の運命はこの「竜脈」上で終結する。

 

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