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文化の細流が心を潤す

東京中国文化センター拠点に

東京中国文化センターは一貫して中日文化交流のプラットホームや懸け橋の役割を果たすように努力していると、語る石軍氏(写真・沈暁寧)

東京中国文化センターには、30種以上の中国に関する刊行物が展示されており、2011年に中国の書画、ファッション、映画、健康をテーマとした展示会・講座を26回開催し、延べ2万人以上の日本人客が訪れた。すべて無料で参加できるイベントだった。同センターは在日中国人のためにイベント会場と施設を無料提供しているそうだ。「より多くの在日中国人芸術家がここでより良く自分の才能を発揮し、中国文化の魅力をアピールするように希望し、彼らが日本で活躍する舞台をさらに広げ、中日両国の文化交流がより活発になるように努めていきたいと思います」と、石軍東京中国文化センター長は意気込んでいた。

2012年9月20日夜、東京国立劇場で行われた谷村新司主催の「日中国交正常化四十周年記念コンサート」で、二胡奏者・陳敏さんは谷村新司とよく知られている『風姿花伝』を演奏した。美しい二胡の音色と思いのこもった歌声に、聴衆は心を奪われた。

彼女を知っている日本人は少なくない。蘇州市から日本にやって来た彼女は2001年から年に1枚の二胡曲のCDをリリースし、第17回日本ゴールドディスク大賞の特別賞を受賞したこともある。この数年、陳さんはしばしばNHK、テレビ朝日、テレビ日本などの主要メディアに出演するだけでなく、日本各地でのコンサートに出演し、石井竜也、渡辺美里、松本孝弘、谷村新司らのアーティストと共演し、日本に二胡ブームを巻き起こしている。

「陳敏さんだけでなく、当時の女子十二楽坊も日本で中国民族音楽ブームを巻き起こしました。在日中国人芸術家たちの功績は、中国の優秀な文化を細くてゆっくりとした流れに変えて、日本国民の心の田を潤し、中日両国民が文化交流を通じて互いに知り、近づき、親しむようにしてくれたことです」と、石センター長は高く評価している。

 

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人民中国インターネット版 2013年3月26日

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