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共に味わう美しい音色

 

日本で演奏しているウリアナさん(写真提供・本人)

内蒙古自治区出身のウリアナ(烏力亜娜)さん(40)は、崔宗宝さんのように輝かしい成果を上げていないものの、彼女は自分なりの方法で周りの日本人に喜びをもたらしている。かつて同自治区フフホト(呼和浩特)市歌舞団で中国琴を演奏していた彼女が、1997年、初めて日本に来たのは、25歳の時だった。「1996年、歌舞団の一員として大阪のステージに出演しましたが、日本人の温かい歓迎と友好的な雰囲気に感動し、日本で暮らすことにしました」と、振り返る。

現在、ウリアナさんは東京で中国琴の教室を開き、より多くの日本人に上品で優雅な中国古代の楽器が奏でる美しい音色を味わってもらいたい、と考えている。余暇を利用し、彼女はたびたび教室の生徒を連れて故郷のホロンバイル(呼倫貝爾)に行き、草原の光と空気を思う存分楽しんでもらっている。「彼らに、中国には琴があるだけでなく、まだまだ多くの美しいものがあることを知ってもらいたいのです」と、笑顔を浮かべた。

 

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人民中国インターネット版 2013年3月26日

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