中国政府の釣魚島及びその付属島嶼の領海基線についての声明
 中華人民共和国政府は1992年2月25日の『中華人民共和国領海及び接続水域法』に基づき、中華人民共和国釣魚島及びその付属島嶼の領海基線を宣言する。
 
一、釣魚島、黄尾嶼、南小島、北小島、南嶼、北嶼、飛嶼の領海基線は下記の各隣接基点間を直線で結んだものとする。
 1、釣魚島1 北緯25度44.1分 東経123度27.5分
 2、釣魚島2 北緯25度44.2分 東経123度27.4分
 3、釣魚島3 北緯25度44.4分 東経123度27.4分
 4、釣魚島4 北緯25度44.7分 東経123度27.5分
 5、海豚島  北緯25度55.8分 東経123度40.7分
 6、下虎牙島 北緯25度55.8分 東経123度41.1分
 7、海星島  北緯25度55.6分 東経123度41.3分
 8、黄尾嶼  北緯25度55.4分 東経123度41.4分
 9、海亀島  北緯25度55.3分 東経123度41.4分
 10、長龍島 北緯25度43.2分 東経123度33.4分
 11、南小島 北緯25度43.2分 東経123度33.2分
 12、鯧魚島 北緯25度44.0分 東経123度27.6分
 1、釣魚島1 北緯25度44.1分 東経123度27.5分
二、赤尾嶼の領海基線は下記の各隣接基点間を直線で結んだものとする
 1、赤尾嶼  北緯25度55.3分 東経124度33.7分
 2、望赤島  北緯25度55.2分 東経124度33.2分
 3、小赤尾島 北緯25度55.3分 東経124度33.3分
 4、赤背北島 北緯25度55.5分 東経124度33.5分
 5、赤背東島 北緯25度55.5分 東経124度33.7分
 1、赤尾嶼  北緯25度55.3分 東経124度33.7分
 
 
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胡錦濤 中国国家主席
 最近、中日関係は釣魚島問題によって厳しい局面に直面している。釣魚島問題に関する中国の立場は一貫して明確なものだ。日本のいかなる形による「島購入」も不法かつ無効で、中国は断固反対する。中国政府が領土・主権を守る立場は揺るぎのないものだ。日本は事態の重大性を十分に認識し、誤った決定をせず、中国とともに中日関係発展の大局を維持・擁護すべきである。
呉邦国 全国人民代表大会
常務委員会委員長
 釣魚島は古来より中国固有の領土である。この問題で、中国側の立場は一貫しており、明確である。日本のいかなる方式による『島購入』も違法、無効であり、中国は断固反対である。中国政府と人民の領土・主権を維持・擁護する立場は確固不動である。






 
温家宝 国務院総理
  旧中国は屈辱をなめ、山河が破壊され、弱国に外交はなかった。中国政府と人民は誰にも増して、苦労して手に入れた国家主権と民族の尊厳を大切にし、たとえ極めて困難で苦しい状況の下でも頑強不屈だった。釣魚島は中国固有の領土であり、主権と領土の問題で中国政府、人民は半歩たりとも断じて譲らない。

李克強 国務院副総理
 日本政府といわゆる釣魚島「地権者」が「島購入」の契約を締結したことは、中国の領土・主権に対する大きな侵犯である。中国はすでに日本に厳しく申し入れ、強い抗議の意を表明した。釣魚島及びその付属島嶼は古来より中国固有の領土で、中国は論争の余地のない主権を擁しており、主権維持と領土保全に対する中国政府の決意と意志は揺るぎない。中国は釣魚島の主権を将来とも断固維持する。第二次世界大戦中、中国とパプアニューギニアは共に日本ファシズムに侵略された。日本の釣魚島問題に対する立場は世界反ファシズム戦争の成果に対する公然たる否定であり、戦後の国際秩序に対する挑戦である。平和を愛し、正義を擁護するあらゆる国家と人民はこれを容認しない。
 
 
中国、「釣魚島は中国固有の領土」白書を発表
 釣魚島およびその付属島嶼は、中国の領土の不可分の一部である。歴史、地理、法理のいかなる角度から見ても、釣魚島は中国固有の領土であり、中国は釣魚島に対して争う余地のない主権を有している。
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「釣魚島――中国固有の領土」
(国家海洋情報センター製作)
 釣魚島およびその付属島嶼(以下釣魚島と略)は北緯25°40′~26°00′、東経123°20′~124°40′の間に位置し、浙江省温州市まで約356キロメートル、福建省福州市まで約385キロメートル、台湾省基隆市まで約190キロメートルである。
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中国各界の声 more >>
社 説
中国の釣魚島、他人による 勝手な「売買」は断じて許さない
 9月10日、日本政府は釣魚島及びその付属島嶼の南小島と北小島を「購入」し、いわゆる「国有化」を実施することを発表した。日本政府のこうした行為は中国の領土主権に対する重大な侵犯であり、中国政府と人民はこれに断固反対し、強い抗議を表明した。
 釣魚島及びその付属島嶼(釣魚島と略す)は、釣魚島、黄尾嶼、赤尾嶼、南小島、北小島などの島嶼からなっており、古来より中国固有の領土である。早くも1403年(明の永楽元年)に出版された『順風相送』の中には、福建から琉球への航路の途中に中国の島嶼「釣魚嶼」と「赤坎嶼」があると明確に記載されている…
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中国人学者の声
中日外交史上の釣魚島主権係争に関する暗黙の了解と共通認識を振り返る 高洪氏
全国日本経済学会顧問、中国中日関係史学会副会長 馮昭奎氏
清華大学当代国際関係研究院副院長、中日友好21世紀委員会中国側委員 劉江永氏
 
 

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