共同富裕目指す道筋を模索

2026-04-23 16:30:00

李家祺=文

習近平中国共産党中央委員会総書記国家主席中央軍事委員会主席による全人代代表団の審議への参加、全国政協の業界別合同グループ会議への参加は、毎年の全国両会における重要日程だ。 

習総書記は今年の両会期間中、江蘇省代表団の審議、中国農工民主党、九三学社、医薬衛生業界、社会福祉社会保障業界からの政協委員による合同グループ会議に参加するとともに、解放軍武装警察部隊代表団の全体会議に出席し、各業種および業界の代表委員の意見と提言に耳を傾け、新たな質の生産力の発展、ハイレベルの対外開放の拡大、共同富裕の推進、「健康中国」の建設などにまつわる重要講話を発表した。 

全人民の共同富裕へ 

習総書記は江蘇省代表団の審議に参加した際、次のように強調した。新たな質の生産力の発展は、質の高い発展を推進し経済競争力を高める上で極めて重要だ。教育科学技術人材の発展を一体的に推進し、イノベーションチェーン産業チェーン資金チェーン人材チェーンの深い融合の促進と科学技術成果の効率的な転化応用の推進において新たな道筋を模索し、従来型産業の最適化高度化、新興産業の育成強化、未来産業の配置の先取りにおいて新たな局面を切り開き、さらに改革を深化させ、新たな質の生産力の発展を妨げる体制仕組み上の障害を取り除く上で新たな成果を上げなければならない。 

習総書記は次のように指摘した。江蘇省は経済の強靭きょうじん性において引き続き力を入れ、全国統一大市場に全面的に溶け込み、国内大循環の円滑化の一助とならなければならない。ハイレベルの対外開放を拡大し、グローバル市場を幅広く開拓し、国際循環と一層結び付かなければならない。最低ラインを想定し各種リスクに備えなければならない。 

江蘇省代表団の代表たちは、新型工業化の推進や科学技術イノベーションと産業イノベーションの融合促進、基幹核心技術の研究開発の強化、和やかな農村づくりなどの議題を巡って活発に発言し、提案や知恵を出し合った。 

全人代代表で靖江市徳勝村の党総支部委員会書記村民委員会主任の楊恒俊氏が村民との和やかな農村づくりに取り組んだ経験を発表すると、真剣に耳を傾けていた習総書記はそれを評価し、「話を聞くと、村の経済状況が良くなり、精神文明の構築も重視していることが分かった。これは非常に重要だ。農村は衣食の問題を解決せず、豊かにならないのは駄目だが、お金があって豊かになるだけでもいけない。農村の精神文明を高度に重視し、教育と文化建設に取り組まなければならない」と指摘した。 

習総書記は次のように強調した。中国式現代化は全人民の共同富裕を目指す現代化だ。江蘇省は新たな情勢下の人民の素晴らしい生活に対する新たな期待と民生業務の新たな特徴を正確に把握し、どのようにして質の高い完全雇用を実現し、都市農村住民所得を向上させ、基本公共サービスと社会保障レベルをさらに上げるかなどの課題に積極的に取り組み、全人民の共同富裕を推し進める有効な道筋を模索しなければならない。 

「健康中国」の建設を系統的に推進 

習総書記は全国政協第14期第4回会議に参加した中国農工民主党、九三学社、医薬衛生業界、社会福祉社会保障業界の委員を訪問し、合同グループ会議に参加した。 

習総書記は次のように強調した。中国は社会主義国家であり、巨大な人口規模を有し、都市農村間の格差が依然として比較的大きい発展途上国だ。「健康中国」の建設は系統的プロジェクトである。人民の日増しに高まる多様な医療健康のニーズに対し、重点を強く打ち出し、広範囲に及び全体にメリットをもたらす業務にしっかり取り組み、公衆衛生体系の整備、高効率で優れた医療サービス体系の構築、健康で文明的な生活様式の提唱などに力とリソースを集中させ、効果的な措置を取って推し進め、新たな成果を絶えず得る必要がある。 

委員たちは、健康優先発展戦略の実施、末端医療サービス水準の向上、材料技術研究開発の強化、先発医薬品1)開発の推進、高山病の予防治療の徹底、慈善事業の発展などについて発言した。 

全国政協委員で西蔵大学医学院副院長のパサンドルマ氏は、青蔵道路、青蔵鉄道、川蔵鉄道などの重要プロジェクトにおける高山病の予防治療の進歩について紹介した。青蔵地区の医療状況について習総書記は、「高山病は高原での業務や生活において終始最大の問題だ」と懸念を述べ、「現在はインフラなどの条件や技術レベルの多くが追い付いたが、この分野はさらなる強化が必要だ。『健康中国』の建設において、辺遠地区の不足箇所を補わなければならない。複数の措置を同時に講じ、中国医学薬学やチベット(蔵)族、蒙古族、ミャオ(苗)族などで継承されてきた民族医学薬学も、われわれの貴重な財産だ」と指摘した。 

習総書記は「2035年までに『健康中国』をつくり上げることは、党中央が打ち出した戦略的決定だ。『十五五』はこの目標を実現させる鍵となる期間であり、必ずや一体的な計画を立てて推進を加速し、決定的な進展を得るよう努めなければならない」と力強く述べた。 

「十五五」の「要綱(草案)」には、平均寿命を80歳に伸ばす、養老施設の介護用ベッド数の割合を73%まで増やすなどの具体的な数字が書かれている。これら民生の指標は、中国の発展の青写真に温かみと重みがある民生の基調を添えている。 

人民中国インターネット版

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