習近平国家主席がマレーシアのアンワル首相と会談

2025-04-18 17:03:00

習近平国家主席は16日、マレーシアのアンワル首相と同国プトラジャヤの首相官邸で会談した。新華社が伝えた。

習主席は「中国とマレーシアの伝統的な友好関係は千年続いている。昨年、両国は国交樹立50周年を盛大に祝った。これまでの50年間に、中国マレーシア関係は実り豊かな成果を上げた。今後の50年間も、両国は引き続き歴史の主導権を握り、果敢に時代の先頭に立ち、高水準の戦略的な中国マレーシア運命共同体を構築し、両国民にさらに多くの幸福をもたらし、地域の繁栄と安定にさらに大きな貢献を果たす必要がある」と表明。

高水準の戦略的な中国マレーシア運命共同体を構築するために、習主席は(1)戦略的自律性の堅持、高水準の戦略的協力の実施(2)発展に向けた力の結集、質の高い発展における協力の模範作り(3)幾世代にもわたる友好の継承、文明間の交流・相互参考の深化ーーを提言した。

習主席は「中国はマレーシアがASEAN輪番議長国としての役割を果たすことを支持しており、地域の国々と共に中国ーASEAN自由貿易圏アップグレード議定書を早期に締結し、開放と包摂、団結と協力によって『デカップリングやサプライチェーンの分断』、『科学技術の独占・封鎖、障壁の設置』、関税の濫用を阻止し、平和・協力・開放・包摂というアジアの価値観によって弱肉強食のジャングルの掟に対応し、アジアの安定性と確実性によって世界の不安定性と不確実性に対処することを望んでいる」とした。

アンワル首相は「一国主義の台頭を前に、マレーシアは中国と協力を強化し、リスクと試練に共同で対処することを望んでいる。ASEANは一方的に関税を課すいかなる手法にも賛同せず、協力・団結による自強を通じて経済成長を維持していく」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年4月17日

 

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