世界初の人型ロボット競技大会のハイライト

2025-08-18 17:11:00

8月14日から17日まで、世界初の人型ロボットを主体とする総合競技大会「2025世界人型ロボット競技大会」が北京の国家スピードスケート館(アイスリボン)で開催された。今大会は北京市政府、中央広播電視総台、世界ロボット協力組織、アジア太平洋ロボカップ国際理事会が共同主催し、世界16の国・地域から280チーム、500体を超えるロボット選手が参加し、「知で未来に挑む」をテーマとした科学技術の祭典を繰り広げた。

人型ロボットは26種目で競い合い、競技種目には100メートル走、走り高跳び、5対5サッカーなどがあり、演技種目には集団舞踊や自由体操、シナリオ種目にはホテルや病院の場面設定があり、さらにキックボクシングや卓球などの周辺種目もあった。

走り高跳びでは、人型ロボット「星動L7」が95.641センチメートルで金メダルを獲得。100メートル障害では、「宇樹G1」が33.71秒で優勝。そして全て自律制御による5対5サッカーが会場を熱狂させた……。全力を尽くし、限界に挑み、自らを超える姿には、「より速く、より高く、より強く―共に」というオリンピックのモットーが体現されていた。

競技だけではなく、科学技術と文化、生活の融合も見られた。開幕式では伝統演劇ロボットと子役俳優が「穆桂英挂帥」を歌い上げ、集団舞踊競技では北京舞踊学院と湖北光谷東智合同チームが「秦俑魂」を演じた。会場脇のロボットキャンプでは、人々がペット型ロボットと記念撮影し、ロボットが淹れるコーヒーを味わい、笑い声が絶えなかった。

競技場では、青春が躍動し、未来の姿が描かれていた。今回の大会に参加したチームのエンジニアの平均年齢は26歳で、最年少はわずか14歳。70校から計192チームが出場資格を獲得し、その中には3つの中学・高校生チームも含まれていた。ある出場学生の言葉の通り、「参加すること自体が成功であり、転倒と立ち上がりの一つ一つが貴重な経験」だと言えるだろう。(編集YF)

「人民網日本語版」2025年8月18日

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