中国でウィンタースポーツが引き続き活況に 今年の産業規模は1兆元の大台突破か

2025-11-14 17:13:00

冬が到来し、中国の北方エリアでは、スケート場やスキー場が次々とオープンし、ウィンタースポーツシーズンが幕を開けている。

新疆維吾爾(ウイグル)自治区伊犁哈薩克(イリ・カザフ)自治州富蘊(コクトカイ)県可可托海には、中国で最も早くオープンする室外スキー場があり、10月中旬にオープンして以降、来場者が徐々に増えている。黒竜江省や吉林省といった中国の伝統的なウィンタースポーツのメッカでは、各大型スキー場が次々とオープンしている。

一方の南方エリアでも、多くの地域でサマーゲレンデや室内スキー場といった施設がオープンし、冬だけでなく、年間を通じてウィンタースポーツが楽しめるようになっている。広東省深セン市の世界最大の規模を誇る室内スキー場「前海氷雪世界」は今年9月にオープンし、来場者は1日当たり平均延べ5000人以上となっている。

さまざまなタイプのスケート場やスキー場が次々と登場するにつれて、中国のウィンタースポーツ人口も安定して増加しており、ウィンタースポーツ産業が急成長を遂げている。データによると、2024年、中国のウィンタースポーツ産業は前年比約9%増の9700億元(1元は約21.8円)規模に達した。2025年は1兆元の大台を突破すると見られている。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年11月14日

 

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