少林寺

 ユネスコの世界文化遺産にも登録されている中国国家5A級観光地。中国仏教における禅宗の祖庭であり、少林寺拳法の発祥の地でもある。北魏太和20年(496年)に魏の孝文帝がインドの仏陀禅師の住持として建てたとされる。登封の嵩山に寺を建てる際、少室山の密林に築いたことから「少林寺」と名づけられた。

 現在、少林寺と言えば古くからの神秘的な仏教文化よりも、むしろ少林拳法が広く知られている。主に少林寺常住寺、塔林、初祖庵、達磨洞、十方禅院、武術館などの建築も有名。少林寺塔林は中国に現存する中で最大規模の古塔群だ。唐、宋、金、元、明、清時代の塔が合計246基ある。少室山五乳峰のふもとにある初祖庵は宋代に禅宗初祖である菩提達磨を記念して建てられたものだ。

関連情報

入場料:100元/人

場所:登封市嵩山少林風景区

電話:0371-62748085 62749305