第15回全運会の聖火リレーが11月2日に開催地4ヶ所で同時開催

2025-10-31 14:36:00

第15回全国運動会(全運会)の開催地となる広東省、香港特区、澳門(マカオ)特区は今月27日午前11時、広東省広州市において、聖火リレーに関する記者会見を開いた。会見では、広東省の執行委員会大型イベント・ボランティアサービス部の唐国華副部長が、聖火リレーに関する状況を紹介した。広州日報が伝えた。

唐副部長によると、聖火リレーの規模は、大会のコンセプトに基づいて、簡素化されている。中国国務院の認可に基づき、第15回全国運動会の聖火リレーは、11月2日午前、香港特区、澳門特区、広東省広州市、深セン市の4都市で同時開催される。ランナー200人が参加し、1都市につき50人ずつ、1人50-100メートル走ることになる。同日午前9時、深セン駅で聖火リレーイベントが開催されるのに合わせて、深セン市蓮花山公園で聖火リレースタートセレモニーが開催される。そして、午前9時半、香港特区、澳門特区、広州市でもスタートセレモニーが開催され、聖火リレーが同時開催されることになる。聖火リレーイベント終了後、4都市の代表は受け取った聖火を広州市に運び、同日午後5時頃に、広東オリンピックスポーツセンターにおいて、それらの火を一つにするシンプルなセレモニーが開催され、その火が、開会式会場内の聖火リレーとメイン聖火トーチに点火される。

広州の「1千年以上の歴史誇る商都」と深センの「開放的な都市」の特色際立つコースを設定 

リレーのコースを見ると、奥深い歴史を重視すると同時に、現代的な精神が際立ち、国際的スタイルが反映されているほか、人情味あふれる設定となっている。例えば、広州は「1千年の歴史を誇る商都」という特色を際立たせ、鎮海楼や明代の古城壁、モニュメント・五羊、天字埠頭といった、歴史ある建築物や観光スポットがコースに組み込まれているほか、二沙島、星海音楽ホール、珠江新城、海心沙アジア競技大会公園といった新たなランドマークやエリアも組み込まれている。

深センは、「開放的な都市」という特色を際立たせており、行政センターや深セン湾スーパー本部基地、前海国際会議センターといった新時代の都市のランドマークをコースに組み込んでいるほか、金岸中街や港風港味街区といったグルメ街も通過するコース設定となっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年10月30日

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