第14次五カ年計画期間の成果から見る中国の自信

2025-10-24 10:26:00

第14次五カ年計画(2021~25年)期間、中国という巨大な船は、風雨をものともせずに前進し、さらに広大な海原へと進んだ。新華社が伝えた。

■発展は新たな段階へ 

今年第1~3四半期の中国の国内総生産(GDP)は前年同期比5.2%増となり、通年では経済規模が約140兆元(1元は約21.3円)に達し、5年間の経済規模拡大額は35兆元以上になる見通しだ。

「中国は質の高い発展の確実性によって、外部環境の不確実性に対処し、世界経済の成長を安定させる『錨』となっている」という見方を示す有識者が増えている。

イノベーションの活力が湧き上がり、宇宙開発や深海探査といった大国の象徴的プロジェクトを相次いで打ち出し、人工知能(AI)、量子通信、高性能チップなど最先端分野でも大きな成果を数多く上げている。杭州の「六小竜」などテクノロジー企業群が注目を集めるなど、中国はイノベーションという経済・社会発展全体にとっての決定的要素をしっかりと押さえ、世界の科学技術革新の領域において急速に台頭し、2025年にはグローバル・イノベーション・インデックス(GII)で初の世界トップ10入りを果たした。

グリーン志向を鮮明にしている中国は、世界で最大かつ最も成長の速い再生可能エネルギーシステムを構築し、社会全体で消費される電力の3分の1をグリーン電力にしており、世界で最も速くエネルギー消費強度を低下させている国の一つとなっている。産業の「グリーン含有量」が発展の「ゴールド含有量」を高めており、青々とした山々、清らかな川の流れ、澄んだ空気が続く「美しい中国」の絵巻を、ゆっくりと展開している。

■発展は絶対優先事項、実力は真の底力 

第14次五カ年計画期間、百年間なかった大きな変化が加速し、国際情勢が混迷する中でも、中国経済は圧力に耐え抜き、規模を拡大し、質を高め、中国の自信を支える最も強固な土台を固めてきた。

今日の中国は、歴史上のいかなる時期にも増して、中華民族の偉大な復興という目標の達成に近づき、その自信と能力を備えている。

実践が十分に証明してきたように、「2つの確立」は、党と国家の事業において歴史的成果を収め、歴史的変革を実現してきた決定的要因であり、あらゆる困難や課題に打ち勝ち、あらゆる不確実性に対処する上で最大の確実性であり、最大の底力であり、最大の保証となっている。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年10月23日

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