記憶に留めるべき歴史の真実を映し出す 映画「東極島」試写会開催
2025-08-07 16:59:00
中国の一般の漁師たちが砲火を冒し、荒れ狂う波の間で小船を漕ぎ、捕虜で満たされた日本の貨物船へと突き進んだ。あの一夜、彼らは見知らぬ人々のために、自らの肉体をもって生への道を切り開いた。
映画「東極島」の8月8日全国公開を控えた5日、CCTVニュースは北京で「東極島」特別試写会イベントを開催した。映画の制作チームが観客と直接交流し、制作の舞台裏のストーリーを共有しながら、長い間埋もれていたあの歴史の真実を共に振り返った。
映画「東極島」は、第二次世界大戦中に中国・舟山沖で起きた実話に基づく。1942年、イギリス兵捕虜1800名以上を乗せた日本の貨物船「リズボン丸」が舟山諸島近海で潜水艦の攻撃により沈没。千人もの捕虜が船倉に閉じ込められ、生死の境をさまよった。その危機に際し、東極島の漁民たちは激しい風波と自らの危険を顧みず、決然と船を進め救出に向かった。
この映画は、侵略者の罪証をスクリーンに明瞭に映し出すだけでなく、危機に直面した中国の一般人が示した善意と人道的精神を深く描き出している。それは国境を越えた人間性の光を時空を超えて届け、試写会の場で輝きを放ちながら、観客に歴史への思いを促し、人間性の輝きへの共感を引き起こした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年8月7日