中国の再利用ロケットエンジン、試験回数の記録を更新

2024-04-15 17:07:00

中国航天科技集団第六研究院が14日、「中国が独自に開発した130トン級再利用液体酸素・ケロシンエンジンがこのほど、2回の起動地上点火試験を無事完了した。これにより、同エンジンは累計で15回の繰り返し試験、そして30回の点火・起動を行った。累計試験時間は3900秒を超えた。その試験回数は中国の液体燃料ロケットメインエンジンの回数記録を更新し、今後の中国の再利用キャリアロケットの初の打ち上げの基礎を築いた」と明らかにした。科技日報が伝えた。

同エンジンは今後の中国の再利用ロケットのメイン動力として、総合的な性能、拡張能力、信頼性が高いなどの特徴を持つ。第六研究院の開発チームは多重点火など複数の重要中核技術を確立し、正確な落下と着実なキャッチという問題を解決した。迅速な簡易メンテナンスやコンディションの検査・評価などの技術のブレイクスルーにより、長持ちとスピーディな修理という難題を解決した。メカニズムの細かな分析、構造の持続的な最適化、十分な実証実験を通じ、エンジンの弱い部分を全面的に補強し、エンジンの固有の信頼性を持続的に向上させた。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年4月15日

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