醋溜木須 (牛肉とキクラゲと卵の黒酢炒め)

2024-01-10 15:32:00

キクラゲと卵、豚肉を炒めた「木須肉」は、山東料理の系譜を受け継ぐ北京の定番家庭料理。一方、回族人口が多い北京には回族ルーツの家庭料理が多数あり、豚肉を牛肉に替え酢を加えた醋溜木須もその一つです。キュウリや黄花菜なども加えてにぎやかな木須肉と違い、醋溜木須は牛肉、卵、キクラゲだけのシンプルな構成。刻んだショウガをたっぷり入れて、お酢との調和をはかりましょう。 

材料 

牛ロース肉 200g 

卵 3個 

干しキクラゲ 20 

ショウガ薄切り 大4枚 

ニンニク 2かけ 

つくり方  

 牛肉は繊維を断ち切る方向に薄切りにし、酒、醤油、ごま油各小さじ1と塩コショウ少々で下味をつけ、片栗粉と油各少量をまぶしてまんべんなく混ぜる。 

 ニンニクとショウガはみじん切りにし、酢小さじ2、醤油、ごま油、片栗粉各小さじ1、塩と酒各少々を合わせて調味液を作っておく。 

 油を多めに(普通の炒めものの34倍)熱し、ぬるいうちに牛肉を入れる。片栗粉が入っていてくっつきやすいのですぐに箸でほぐし、肉の色が変わったら取り出す。後でもう一度炒めるので、完全に火を通す必要はない。 

 強火にして、煙がたつほど油を熱したところに溶き卵を流す。卵にしっかり火を通したらヘラで大きく崩す。 

 肉とニンニク、ショウガ、水で戻したキクラゲを加えて炒める。 

 混ぜておいた調味液を鍋肌から加え、片栗粉のとろみがついて水分が飛んだら出来上がり。 

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