『三聯生活週刊』 方言、まだ話せますか?

2021-03-03 10:41:48

 

現代中国語には主に「七大方言」がある。それぞれ呉語、粤語、閩語、湘語、贛語、客家語、北方語(「官話」とも呼ばれる)だ。これらの方言は古代中国語およびその前身と緊密なつながりがあり、何度もの人口移動の中で重なり合って形成され、人々の移動に関する情報とその痕跡を秘めている。しかし、現代化した交通・通信技術の発展、大規模な人口移動によって、方言が日常生活から消滅することは避けられなくなった。その危機を防ぐために、人々はさまざまな努力をしている。多くの方言が日常生活からなくなる運命は変わらないが、この努力によって、未来の標準語に過去とのつながりをできるだけ多く残し、言葉の豊富さと活気を保つことはできる。今月の特集では、六つの方言の代表的な都市――呉語区の上海市、閩語区の福建省泉州市、贛語区の湖北省咸寧市、客家語区の広東省梅州市、西南官話(北方語に属する)区の四川省成都市、関中語区(北方語に属する)の陝西省華陰市――を訪れ、方言の現状と地域文化を紹介。方言の発展史を振り返り、方言と地元住民の生活との関わり、その背景となる地域文化などを検討している。

2020年12月21日)

関連文章