『中国新聞週刊』 難局打開を模索する演劇界

2022-08-05 11:23:42


今年は中国小劇場運動が勃興して40周年に当たるが、本来なら盛り上がるはずの一連の公演や記念行事が、新型コロナウイルス感染症の影響で一時的に中断している。4月28日、二つのニュースが舞踊界と芸術界を揺るがせた。中国の有名な舞踊家の楊麗萍氏が、新型コロナによる長期的な影響で、名作舞踊劇『雲南映象』(19年間で7000回以上公演)の出演者グループが解散したと発表した。その後、有名なコンテンポラリーダンスグループ「陶身体劇場」も同じ理由で解散した。 

新型コロナの影響で、演劇界はこの2年間、大きな圧力に直面している。昨年の演劇全体の市場規模は19年に比べて41・31%減少した。各演劇団体は、さまざまな新しい公演形態を模索しているが、今のところ、オンライン公演の収益化は難しい。各地の政府には文化芸術プロジェクトに対する補助金政策がある。例えば、今年3月に雲南省が始めた関連補助金事業では、『雲南映象』の運営会社に100万元を補助した記録がある。『雲南映象』の出演者グループは解散したが、将来的には再開の可能性もある。 

 

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