『中国新聞週刊』 ワールドカップでの「メード・イン・チャイナ」

2023-02-07 15:57:39


今回のワールドカップ(W杯)カタール大会では、「メードインチャイナ」が会場内外を彩った。決勝戦の会場となったルサイルスタジアムは、中国鉄建国際集団が建設を請け負ったが、中国企業が設計建設のゼネコンとしてワールドカップのメイン会場の建設に参加したのはこれが初めてのことだった。三一設備、精工鋼構、巨力索具などの中国企業も今大会の関連インフラ建設に参加した。金龍汽車と宇通客車は総計2817台の今大会用のバスを受注した。 

また、「世界の小商品の都」と呼ばれる浙江省義烏市は、「生産量が多く、生産期間が短く、納期が早い」タイプの注文を受け入れる能力を引き続き発揮した。今大会に出場する32カ国の国旗から、ラッパ、ホイッスル、サッカーボール、ユニホーム、タオル、優勝トロフィーの置き物に至るまで、関連商品のうち「メードイン義烏」のシェアが約70%に達した。また、今大会の注文の6割はECプラットフォームからのものだった。2018年7月に義烏の越境EC総合試験区の設立が承認されてから2110月までに、同地の越境ECサードパーティープラットフォームアカウントは15万を超えた。21年の義烏の越境EC取引額は約1013億5700万元で、前年比1638%増、越境ECの小売取引額は402億400万元で、前年比1653%増だった。 

 

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