第31回ＦＩＳＵ（国際大学スポーツ連盟）ワールドユニバーシティゲームズの開会式に当たる７月28日、中国郵政は２枚１セットの記念切手「第31回ＦＩＳＵワールドユニバーシティゲームズ」を発売した。絵柄はそれぞれ同大会のエンブレムとマスコット「蓉宝」だ。 

同大会は、７月28日～８月８日に四川省成都市で開催された。エンブレムはユニバーシティゲームズの頭文字「Ｕ」をベースに、３０００年前の古蜀文明を象徴する「太陽神鳥」の要素を加えて、赤、黄、緑、青の順に移り変わるグラデーションカラーとなっている。 

マスコットの「蓉宝」は、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地で暮らしているジャイアントパンダ「芝麻」をモチーフにしており、四川省の伝統芸能の「川劇」の隈取りの要素も盛り込まれている。走る姿の「蓉宝」は、炎が「31」という文字の形になったトーチを持ち、耳や目、しっぽは、炎の形になっている。「火」は四川文化の重要な要素で、沸騰する「火鍋」、辛くて美味な四川料理、川劇の「変臉」のパフォーマンスの中で火を噴くシーンなどを象徴し、さらに成都の人々の燃えるような情熱と世界の友人への熱いもてなしを表している。