3年の延期を経た「海派」書画展、東京で開催

2023-04-04 15:06:00

中日平和友好条約締結45周年を記念し、東京海派書画院、上海呉昌碩芸術研究協会、中国文化センター主催の東京−上海海派書画交流展が東京の中国文化センターで行われた。この展示は2020年4月の開催が予定されていたが、新型コロナ感染拡大予防のため3年延期され、今年ようやく開催がかなったもので、中日両国の書家や画家が一同に介した。東京と上海の海派(上海派)の書画家による作品70点余りが展示され、福田康夫元首相がこの展示のために贈った揮毫「和平友好」も会場を飾った。

開幕式には楊宇中国駐日本大使館公使、福田康夫元首相、書家の星弘道氏、日本画家の伊東正次氏、中国の画家・書家・篆刻家・呉昌碩の子孫、上海呉昌碩芸術研究協会の呉越副会長など、中日友好関係や書画関連の約50人が参加した。

開幕式で福田康夫氏は「新型コロナの規制緩和により、日中両国の文化交流が再開されたことを嬉しく思う。今回の展示がその第一歩となり、今後の両国の交流がより活発で豊かになり、気持ちを通じあわせていくようになることを願う」とあいさつ。楊公使は「今年は中日平和友好条約締結45周年にあたる。コロナの流行が落ち着いた今、両国の様々なレベルの交流が再開されることで、人的交流や実務協力が一段と強化され、3年にわたり閉ざされた交流と信頼の『赤字』をぜひ解消していただきたい」と期待した。

文・写真=王朝陽

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