神秘、神聖、純粋、敬虔……チベット自治区と聞いて、中国人の頭にまず浮かぶのはこんな形容詞かもしれない。

青蔵高原の南西部に位置するチベットは、平均標高４０００㍍以上、「世界の屋根」と称されている。険しい地理環境はチベットと外界を隔てたが、同地独特のチベット族の文化や信仰も育んだ。現在、新時代のチベット族の人々は現代的な生活を送っている。それでも、代々受け継がれてきた宗教や信仰、チベット族の文化は依然としてこの広大な土地に息づいている。

今月号の「美しい中国」では、チャムド（昌都）、ナクチュ（那曲）、ラサ（拉薩）を訪れ、チベット族の人々の特徴ある民族文化を紹介する。

人民中国インターネット版　2021年2月