山西省南西部に位置する運城市は、山西、陝西、河南の３省が隣接する地域にあり、黄河流域の「ゴールデントライアングル」エリアを占めている。黄河流域は中華民族と中華文明の重要な発祥地であるとともに、中華農耕文明の重要な発祥地でもある。恵まれた地理的条件が運城の４０００年余りの農耕文明という悠久の歴史を生み出した。また、運城は三国時代の名将・関羽の古里でもある。そして、精巧で美しい絳州剔犀漆器が「武聖の古里」に文化・芸術の息吹を加えている。

今月号の「美しい中国」は山西省の運城をご案内する。中華農耕文明の町の魅力をたっぷりと味わっていただきたい。

人民中国インターネット版　2021年4月