Special Report 新たな世界像を目指す「一帯一路」

2023-10-08 16:25:00

2013年9月にカザフスタン、10月にインドネシアを訪問した習近平国家主席は、「シルクロード経済ベルト」と「21世紀海上シルクロード」(総称「一帯一路」)構想の共同建設を提案。それから10年の時を経て、「一帯一路」は夢から現実となり、参加する150余りの国に確かな発展という恵みをもたらした。中国商務部のデータによると、13年から22年の中国と「一帯一路」共同建設国との間の物品貿易額は1兆4000億から2兆700億に増加し、中国と共同建設国との双方向投資累計額は2700億を超えている。 

一方、「一帯一路」非参加国の一部からは、地政学や債務の観点から「一帯一路」の進展に対し懸念や疑問の声が上がっている。 

提案から10年を迎える今、「一帯一路」の発展をより総合的に評価するためにはどうすれば良いのか。また、今後10年に向けてより質の高い発展を得るための最適解とは。本誌東京支局が日本の識者に聞いた。 

 

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