美しい中国 普洱
2026-06-30 10:12:00
お茶を愛する人にとって、「プーアル茶」の名はあまりにもなじみ深い。その芳醇な琥珀色のしずくと、喉の奥から込み上げる甘さ。その故郷が、雲南省南西部に位置する普洱市だ。南東部はベトナム、ラオスと接し、南西部はミャンマーと隣り合う。ここは、気候が穏やかで、幾重にも重なる山々が一年中霧に包まれる幻想的な国境の町である。人口の過半数を少数民族が占め、古くから多様な文化が交差してきた。かつて、お茶を運ぶ隊商が行き交った「茶馬古道」の記憶は、今もこの地に深く刻まれている。今月号では、普洱の茶林、独自の文化を守り続ける村々、そして豊かな山の幸が並ぶ食卓を訪ね、この町の独特の魅力をひもといてみたい。
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