スタバ新CEOが訪中「中国が最大の市場になってほしい」

2023-06-01 17:37:00

「将来は中国がスターバックスにとって最大の市場になってほしい」。

5月30日、スターバックスの新たな最高経営責任者(CEO)に就任したラクスマン・ナラシムハン氏が就任後初めて中国市場を訪れ、メディアの合同取材に対し、「スターバックスは直営店モデルを堅持し、店舗9000店の目標にとどまることはない」と述べた。

スタバは2022年9月に、「2025年に中国市場の店舗を9000店まで増やす」という目標を打ち出した。ナラシムハンCEOは中国国内のコーヒー市場のライバル達がフランチャイズモデルで店舗網を急速に拡張していることと比較して、「今はフランチャイズでの拡張は考えておらず、今後も直営店モデルを堅持する。これから3年間で市場はさらに大きくなり、9000店は単なる一里塚でしかなくなるだろう」と述べた。

ナラシムハンCEOはまた、「コーヒーの一人当たり消費量を見ると、スタバにはまだ大きなチャンスがある。中国人のコーヒーの一人当たり消費量は12杯だが、日本は200杯、米国は380杯だ。日本あるいは米国と比べ、中国にはまだ大きな上昇の可能性があるため、中国での成長の可能性は大きいのだ」と強調した。

ナラシムハンCEOはさらに、「中国が回復の段階に移るのにともなって、スタバの顧客数も増えている。顧客は求めるのはよりよい体験だ。スタバの中国でのこれからの発展には、既存店のある都市での業務をさらに掘り下げて、より多くのチャンスとポテンシャルを開拓することもあれば、より広い市場をカバーしていくことも含まれる」と説明した。

急速に変化する中国の消費市場に直面して、ナラシムハンCEOは「技術の重要性」を何度も強調した。そして「私は中国市場の最大の変化は技術にあると考えている。現在、スタバの取引量の約47%がデジタルプラットフォームを通じて行われており、私たちはデジタル化の分野へこれから大量の投資を行う」と明かした。(編集KS)

「人民網日本語版」2023年5月31日

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