中米関係に安定性をもたらす首脳外交

2024-04-10 16:58:00

習近平国家主席は2日、米国のバイデン大統領と電話会談を行った。両国首脳の交流は昨年11月のサンフランシスコ会談、今年1月の国交樹立45周年の祝賀メッセージ交換に続き3回目となり、両国関係の発展にとって重要な意義を持ち、世界的に広く注目された。新華網が伝えた。

■中米関係発展の方向性を示す首脳外交 

習主席は先ごろ、バイデン大統領との電話会談や米国の経済界・戦略学術界代表との会見を通じて、中国の対米政策について最も権威ある声を米国各界に伝えた。習主席は、両国が相互尊重、平和共存、協力・ウィンウィンを図り、引き続き安定的で健全かつ持続可能な道に沿って前進すべきであることを指摘するとともに、今年の中米関係が堅持すべきいくつかの原則を明示した。バイデン大統領も、米中関係が世界で最も影響力を持つ二国間関係であり、両国が対話と意思疎通を強化し、誤った判断を回避し、協力を推進し、両国関係の安定的発展を推進すべきであることを強調した。両国首脳間の戦略的共通認識によって、今年の中米関係発展の前進の方向が示された。

■中米関係の全体的安定は双方の最大公約数 

現在、中米関係は悪化に歯止めがかかり安定する傾向を示している。だが、両国関係における負の要素も多少増加しており、双方はこれを強く重視する必要がある。習主席は、双方が安定を重視し、やたらに騒がず、もめ事を引き起こさず、一線を越えず、中米関係の全体的安定を維持する必要性を指摘した。バイデン大統領も「米国は新冷戦を求めず、中国の体制転換を求めず、同盟関係を強化して中国に対抗することを求めず、『台湾独立』を支持せず、中国と衝突を起こす意図を有しない」との約束を重ねて表明した。中米関係の安定に尽力する中国の姿勢は誠実なものだ。我々はそう言っているし、そう行動している。米側がその約束を具体的な行動で実行し、両国関係の安定のために確かな貢献を果たすことを望む。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年4月9日

関連文章