王毅氏が国際・地域紛争の解決に関する中国の基本的主張を詳述

2024-04-11 17:15:00

王毅中共中央政治局委員(外交部長)は9日、北京でロシアのラブロフ外相との共同記者会見に臨んだ際、現在の国際・地域紛争の解決に関する中国の基本的な主張を詳しく述べた。新華社が伝えた。

王氏は、紛争問題の処理における中国の出発点として次の点を挙げた。(1)国連憲章の趣旨と原則を守り、国際法と国際関係の基本準則を守る(2)和を以て貴しと為す。積極的に和平交渉を促進し、当事者間の対話と調整を通じた溝の解消を後押しする(3)各方面の合理的懸念に適切に配慮し、個別対策と抜本的対策を兼ね備えた、持続可能な解決策を探る(4)真の多国間主義を堅持し、特にアジア太平洋地域において、いかなる陣営対立の「小集団」作りにも反対する。NATOはアジア太平洋に手を伸ばすべきではなく、いかなる分断的・対抗的言動もアジア太平洋地域においては受け入れられないし、未来もない。

また「ウクライナ問題においては、中国は習近平国家主席の打ち出した『4つのすべき』に基本的に従っており、できるだけ早期の停戦及び戦闘終結を望んでいる。中国はロシア・ウクライナ双方が同意し、各方面が平等に参加し、全ての和平案が公平に議論される国際会議を適切な時期に開催することを支持する。パレスチナ・イスラエル問題においては、国連安保理で採択された決議には拘束力があり、実効性をもって履行され、無条件かつ恒久的な停戦が直ちに実現されるべきだ。中国は国連安保理ができるだけ早期に議論し、パレスチナを国連の正式な加盟国として受け入れることを支持し、パレスチナの人々の独立した国の樹立を支持し、『二国家解決』に立ち戻り、アラブ民族とユダヤ民族の平和共存及び中東地域の恒久的和平を実現するよう呼びかける」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年4月10日

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