文化の三重奏を奏で、東アジア共同体を育む

2019-09-16 13:49:07

 

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今年、中国は五四運動100周年を記念し、韓国も民族の歴史上の三一運動を記念した。近現代の歴史において、文学作品はわれわれに、現代にも通用する文化遺産を与えた。しかし、3カ国間において、近代以来の名作文学の相互翻訳は非常に不足しており、この面で文化遺産を発掘するメカニズムを形成すべきだ。例えば、魯迅は中国だけでなく、東アジアにも属している。彼の『阿Q正伝』などの作品が示した普遍的意義のある人間性の問題は、今日のわれわれも依然として直面している。また、芥川龍之介が時代の転換期に残した『蜘蛛の糸』や『杜子春』などの作品は、今日も依然として警鐘の役割を持っている。朝鮮半島で育った中島敦の『山月記』『李陵』などは、中国の古典を改編し、近代性に直面した東アジア諸国の共通の問題を示した。「温故知新」というように、より多くの人がこれら不朽の名作を読めば、われわれは新たな知恵を得られるだろう。

 

現代の大衆文化は、さらに一般大衆の間の理解を深め、相手の心象風景に深く入り込むための最良の媒体だ。中でも映画の役割は特に重要である。そして、われわれ東アジア3カ国は特色のある映画大国でもある。3カ国間には共通の市場を形成する可能性が確実にあり、われわれ3カ国が共同で重視開発する価値がある。去年、李克強総理が日本を訪問し、両国政府は合作映画の協定を締結した。このことは中日両国が、映画には国民感情を改善する重要な効果があると気付いていることを示している。これは3カ国間の映画協力に一つの模範を示した。実際、中日両国は早くから映画交流のメリットを経験してきた。

 

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